ガーディアンズの映画ブログ

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今日の映画 『インクレディブル・ファミリー』 ネタバレあり

公開初日に観てきました。以下多少のネタバレ含みますのでこれから観る方はご注意を

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

朝一の上映が吹き替えだったので吹き替えで視聴。観終わった印象としては80点って感じかな。

ひじょ~に楽しめました。前作観てその世界観が好きな人なら行って後悔はしないと思います。

 

映像も非常に進化していてちょっとした表情から、アクションまでほんとにすごい。この辺はさすがピクサー。進化し続けているなと感じました。

 

ストーリーのほうは前作に比べやや大人向けかなと感じました。もちろん子供がみても十分楽しめる出来だとは思います。ただ意外とテーマ的なモノがたんなる家族愛にとどまらず人間の成長であったり、親としてのありかた、子が親をどう見ているか、男女や夫婦間の嫉妬心などなかなか深いものが。

 

この辺の流れは最近のピクサー作品の特徴なのかなと思う。私自身がそうなのだが子供のころに『トイ・ストーリー』でピクサーに出会った人々がトイストーリーの主人公であるアンディと共に成長し大人になり今でもピクサーのファンで有り続けている。

 

今のピクサーのファン層は20第後半から30代半ばあたりが多いんじゃないかな。そしてその世代の子供たちが親と一緒に観に行って新たなファンが生まれる。

ピクサーもそれをわかっているからこそやや大人向けのストーリーが増えてきているのでは。

 

そんな中でのインクレディブル・ファミリー。前作以上に心の葛藤や成長にフォーカスが当てられていたかなと。そーゆー意味では前作のようなアクションコメディ的な意味合いで子供がみるとやや退屈に感じる場面もあったかも。

 

また今回は主人公が完全に「ある人」に代わっていたのでここは好みが分かれるところかもしれない。

 

ただ私自身としてはとても楽しめたし、先日ブルーレイで観た『リメンバー・ミー

よりこっちのが好みだしとっっても楽しめました。

 

ただ、80点にとどまった理由が2つ。

 

1つは誤認逮捕した青年?のフォローが一切なし(笑)

そこはちゃんと謝罪シーンなり和解シーンいれないと彼がかわいそうなままじゃん。

このシーンは入れるべきだと思うんだけど。もしかしたらあったのにカットされたのかもしれないけどさ。

 

2つ目は黒幕のその後に一切触れないまま終わったこと。倒してハイ、おしまい。いやいや、じゃぁなんで過去の話をわざわざいれたの。改心するなり、それでもヒーローを認めないなり、なんらかの主張を黒幕にも最後に語らせないとちょっと薄っぺらで終わり方としては締まらないんじゃないかなと。

 

あくまでファミリーの話だから余計なシーンは排除って考えなのかもしれないけど

べたでもいいから

やっぱり世界にヒーローは必要だと改心するシーンか

それでもヒーローというものを認めない。許さない。といった世の中そう簡単には変わらないとアピーするようなシーンが欲しかった。

 

ディズニー、ピクサーが作るファミリー映画なんだからこのへんはベタな決着入れてよかったと思うんだけどな。

 

 

ま、ちょっと不満を書いてしまいましたが(笑)作品としては純粋に楽しめるピクサーらしい映画なので前作『ミスターインクレディブル』が好きな人はぜひ。